夜間の走行に欠かせないライト類ですが、気づかないうちに電球切れを起こしていた なんて経験もあるのではないでしょうか?
車には、
- ポジションランプ(車幅灯)
- ロービーム/ハイビーム(前照灯)
- フォグランプ(霧灯)
- ウィンカーランプ(方向指示灯)
- ブレーキランプ(制動灯)
- バックランプ(後退灯)
- ライセンスランプ(ナンバー灯)
など様々な箇所に電球が使用されています。左右に付いているので、上記の種類だけでも16個の部品点数になります。
電球切れは点検時に見つかれば良いですが、走行中に警察に止められて指摘されたりするとヒヤッとしてしまいますよね。
一部の車両では、メーター内に電球切れを教えてくれる機能がついているものもありますが、ほとんどの車両ではついていないので、安全のためにもご自身で運行前点検を実施されることをおすすめいたします!
近年では「消費電力が小さくできる」「耐久性が高い」「ユニットのスモール化からデザインの幅が拡がった」などの理由からLEDライトの仕様が増えてきました。LEDのメリットとしては従来のハロゲンランプより寿命が長い、明るい、電力消費量が少ないなどから燃費改善や整備費用の節約などに繋がる事が挙げられています。
このように良いことづくめにも感じますが、良いことがあれば悪い事もあるのが世の常…
壊れない部品は無いので、壊れてしまった時(点灯しない)に修理や交換費用が高額になるケースもあるのです。
先日、車検をご依頼いただいた輸入車で起こったケースですが、LEDを使用しているブレーキランプの明るさが左右で異なっていました。車検の合格基準として左右の電球の色や明るさが同一でないものは車検が不合格になってしまうので、すぐに部品屋さんに確認すると、こちらの車両の場合、LEDが板状タイプのもので取り付け部分が基盤になっており、その基盤のみの取り扱いがなく、レンズ一体型でしか出せないとのこと。それなので、レンズごと交換することになってしまいました。
従来のハロゲンランプの場合でしたらおそらく電球交換代のみで済んだものの、今回のケースは整備費用が余計にかかってしまいました。
このようなケースは頻繁にあることではありませんが、LED仕様になっている車両ではこのようなことも起こりうる可能性もあるので、長く乗られている場合は車検時に急遽思わぬ出費にならないよう、日頃から確認と万が一の準備もしておいた方が良いかも知れません。
国産車や輸入車問わず、部品の手配や交換も私たちの店舗で出来ますのでお近くの店舗をぜひご利用下さい!各店舗に自動車整備士も在籍しております!!